【保育士の徹底解説】9ヶ月の赤ちゃんが離乳食を食べないときの対処法30
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うちの子は生後9ヶ月中旬まで全然離乳食を食べませんでした。
3口食べたら...スプーンをポイ!
食べたくなくてわめいて椅子から脱出
イライラしたくないのに、毎回イライラして悲しくなって・・・
「いつかは食べる」
そんなことはわかっていても、毎食のイライラ悲しいからは早く卒業したいですよね。
そして、栄養面も心配でした。
生後9ヶ月から母乳だけでは鉄分不足になります。
長期的に鉄分不足になると、発育や知能の発達にも遅れが出ます。
そこで、離乳食に関して調べ上げ、たくさん工夫を重ねました。
すると、9ヶ月中旬ではじめての完食!
食べムラはありますが、以前と比べて格段にパクパク食べてくれています☺︎
こうなると私も離乳食を作るのが楽しくなる!
新しい食材を試すのも楽しみで、離乳食のレパートリーも広がっています。
離乳食を食べない赤ちゃんのお母さんへ。
毎日の子育てで大忙しですよね。
焦らずに、でも試せそうな部分はぜひ試して見てください。
何かを変えると、それがきっかけで食べ始めてくれるかもしれません。
「離乳食作り」の工夫
1.食材の硬さを一段階戻す
「生後9ヶ月はカミカミ期なので、バナナくらいの硬さが目安」と本に書かれていたりしますね。でも、歯は上下何本ずつ生えている前提なんでしょう?
硬さや調理法の目安にはなります。
でも、歯の生え揃いが遅い子が食べてくれない時には、一段階前の柔らかさで試してみるのが有効です。
進んだり戻ったりを繰り返して食べれるようになっていきます。
2.とろみを加えてみる
飲み込むために「とろみ」が大切だとわかっていても、毎食となるとちょっと面倒な調理ですよね。
でも、「飲み込みずらさ」が食べない原因かもしれません。
そんなときには、WAKODO「とろみのもと」を入れると便利です。
食材の水分で勝手にとろみをつけてくれますよ☺︎
片栗粉を溶く手間が省けます。
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3.出汁をしっかり取る
出汁の中に含まれるグルタミン酸は母乳にも含まれる成分です。
お湯の代わりに出汁で溶くと、食べてくれるかもしれません。
出汁をしっかり取ることで、薄味でも旨味が出ます。
味覚が大人よりも敏感な赤ちゃんにとって、出汁の美味しさを味わえる舌を育てることは、生涯にわたる健康的な食生活の第一歩。
出汁パックで作って冷凍もできるので、出汁取りだけはお忘れなく!
4.調理前に味見する
案外忘れがちなのが味見です。
ベビーフードでも美味しくないものもあるので、自分でも食べてみると新たな発見がありますよ。
手作りしたものは、舌と上あごで食べられるかも要チェック!
5.スーパーふりかけ
毎食おかゆだけだと味気ないけど、毎回何か混ぜ込む余裕もない・・・
そんな時に便利なのがスーパーふりかけ!
無添加でふわふわ、旨味のつまった大人も美味しいふりかけです。
食の細いうちの子もパクパク食べてくれました!
【作り方】
かつお節(12g)
青のり(小さじ2)
塩・砂糖(各小さじ1/4)
ミキサーかブレンダーで粉末状にするだけ!
みきママさんのレシピ本から学びました。
青のりは鉄分豊富なので、母乳の鉄分不足を補えます☺︎
6.有機野菜のベビーフード
離乳食をなかなか食べない子のママの間で人気なのがこの「有機まるごとベビーフード」!
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他のベビーフードは食べないのに、これだけは食べる子続出。
やはり赤ちゃんの味覚は敏感なんですね。
有機野菜だけを使って、無添加で作られたベビーフードです。
原材料を見ても、本当に野菜と米だけ!
他のメーカーにありがちな「離乳食臭さ」もありません。
手作りでも他のベビーフードもダメなら、この「有機まるごとベビーフード」に野菜を少し足しながらスタートしていくのも手です。
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7.大人の料理を取り分ける
わざわざ別メニューを考えるのは毎食大変ですよね。
そんな時はとりわけメニューで、大人のメニューを潰してあげると楽に作れます。
大人も薄味に慣れてくるので、家族みんなで健康に☺︎
8.作っているところを見せる
生後9ヶ月はハイハイやつかまり立ちをして、好奇心旺盛な時期。
お母さんはいつもキッチンで何をしているのか!?
興味津々でたまらないはずです。
野菜をすり潰しながら、指先からあげたりすると、いつもは食べないのに案外食べたりします(笑)
(手は清潔に!)
9.手づかみ食べ
食べ物に興味はあるけど、スプーンは嫌!
という子にオススメなのが手づかみ食べ。
ただ、野菜スティックやおやきは歯が生えて咀嚼できないと喉につまる恐れがあるので要注意です。
私は何度か失敗して、むせてしまったので中止しました。
10.食材を変える
さつまいもやバナナ、カボチャなどの甘い食べ物を好きな赤ちゃんが多いですよね。
急に新しい味が苦手でも、お気に入りに他の食材を混ぜて食べていけるようになります。
さつまいも×りんご、かぼちゃ×きなこ、など掛け算すると食べてくれるかもしれません。
11.母乳や粉ミルクを混ぜる
慣れた味が一番!
定番ともいえますが、粉ミルクや母乳を混ぜるとやはり食べてくれます。
「食事の仕方」の工夫
12.生活リズムを見直す
離乳食をあげるタイミングって難しいですよね。
固定化するためにも、起床時間と就寝時間を軸として生活リズムを整えます。
生後9ヶ月の生活リズムは
- 7時起床
- 19時就寝
- 2時間半〜3時間起きたら昼寝
というのが目安です。
その狭間に離乳食を食べると、だんだん時間が固定化されて、食べやすい時間帯がわかってきます。
わが家は8時、12時、17時に離乳食タイムにしています。
もちろん、ずれることもしばしばですが。
13.どっちを食べるか選ばせる
生後9ヶ月にもなると、本人の意思がメキメキ育っていますよね。
離乳食の椅子に座っていられなくなったら、
「どっちにする?」と聞いて、離乳食を乗せたスプーンを選ばせてみると、嬉しそうに食べたりします☺︎
結局、両方あげるんですが(笑)
14.授乳してから食べてみる
適度に空腹のときに離乳食をあげたいのですが、なかなか人のお腹の空き具合なんてわかりませんよね〜
あまりに空腹のときは食べてくれないので、一旦授乳してからチャレンジ。
ともかく少しでも食べれば良いのです!
15.途中休憩をする
ともかく楽しく食べることが優先なので、途中休憩もOKにしています。
食べるのが嫌になったら途中休憩。
赤ちゃんには「ご飯は座って一度に食べる」という認識がそもそもないので、また隙を見てごはんに誘うと食べることもあります。
16.スプーンや食器を変える
毎回同じ食器だと飽きてきているかもしれません。
たまに口触りを変えてみると興味津々になります。
離乳食より食器に興味を取られるのも困るのですが・・・(笑)
大人の食器を使うと、食べる量が増えたりもします。
17.抱っこで食べさせてみる
つたい歩きができるようになると、本当にじっとしていなくなりますね(涙)
なかなか座ってくれないときには、抱っこで食べさせます。
最近は抱っこと椅子を行き来しながら、飽きないようにさせています。
18.誰かと食べる
2人で食べていると、どうしてもすぐスプーンを口に運んでしまいませんか?
できれば家族や友達とワイワイ食べられるように機会を作ると、全然食べる量が違います。赤ちゃんもいろんな人が食べる様子を見ることができるのも良いですよね。
さらにぐちゃぐちゃに食べこぼしても、誰かと笑いあえるのは救いです。
19.大人も同じものを食べる
赤ちゃんの離乳食を同じお皿から食べると、興味を持ちやすくなって、食べてくれます。おやきなら余計に多めに作って一緒に食べやすいですね。
でも、咀嚼できるかしっかり見てあげてください。
わが家は何度かむせました。
20.手に何か持たせる
ひたすら動いて何かを探索している時期なので、離乳食のときも片手に何かを握らせておくと良いです。ストローやおもしろい形のスプーンなど。
できれば細長くて握りやすいものを握らせておくと、食べさせやすいですよ。
21.赤ちゃんせんべいでディップ
なかなか食べないときには、赤ちゃんせんべいの出番!
あまり習慣にしてしまうといけないのですが。
つぶした野菜をディップして、少しずつでも味に慣らしていきます。
22.飲み物を用意する
喉が渇いたり、食べるのに飽きたときのために事前に飲み物を用意します。
気が紛れて、また食べ始められるときもあります。
飲む練習が楽しくなっちゃうときもあるのですが(涙)
23.優しい音楽をかける
ご飯の時間をなんとなく認識するために、毎回音楽をかけてみたり。
食べてくれなかったときのイライラを和らげる効果がありそうな、穏やかな曲を選曲すると良いです。
「気持ちの持ち方」の工夫
24.楽をする
「こんなに手間をかけて作ったのに!」
イライラの原因はこれですよね〜
大事な時間を使って作ったのに、なんで食べないの!?
でも、赤ちゃんからしたら大きなお世話。
なので、お母さんが楽をすることも大切です。
離乳食で大変なのが裏ごし!
「少しの間だから」と思って、毎回手ですり潰していました。
でも、ブレンダーがあれば断然ラク!
一度にたくさん作れるので、フリージングもできて本当にラクです。
離乳食作りに困っている方には本当におすすめです。
Tifalなら回転速度を調節できて粗さ調節に便利です☺︎
買ったらぜひ美味しい大人メニューも作って、旦那さんにも感謝されましょう(笑)
25.たくさん作ってフリージング
ブレンダーを買ってからは、たくさん作ってフリージングしています。
こうすると毎食の手間が大幅に減って、食べてくれなくてもイライラ軽減になります。
フリージングのコツやレシピは定番のみきママさんの本がオススメです☺︎
26.イライラしたら6秒数える
どんなにがんばっても、イライラするときはありますね。
そんなときには6秒数える!
そうすると、怒りの沸点は通り越えるそうです。
自分の感情をアンガーマネジメントしていきましょう!
子どもの感情に煽られても負けない!
27.ベビーフードに頼る
侮るなかれベビーフード!
初めて作るお母さんとは違い、長年研究して作られているベビーフードは食べてみると気づきがたくさん。
作るのに疲れたときには「偵察」と思ってどんどん活用しちゃいましょう!
ちなみに、「有機まるごとベビーフード」なら、無添加の有機野菜だけでできているので、罪悪感ゼロで食べさせられます☺︎
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28.お気に入りの食器
なかなか離乳食を食べないときに救われたのが、食器でした。
かわいい食器を使う楽しさを糧にがんばれました。
離乳食食器はママのお気に入りを選ぶと、がんばるモチベーションが上がります!
ちなみに私はル・クルーゼがおすすめです♡
29.離乳食ノートを記録する
離乳食を食べないとき、離乳食の記録をとりました。
「なぜ食べないのか」の原因を探るためです。
調理法や時間、食べさせ方など振り返ると具体的に対策が思い浮かびます。
そして、そのノートは将来的にはいい思い出になっているはずです。
30.専門家に相談する
いろいろと試しても食べない、不安なときは専門家に相談しましょう。
区役所や市役所の保健師さんが気軽に相談に乗ってくれますよ☺︎
その時にも離乳食ノートでどれだけ食べたか記録していると便利です。
おしまいに
いかがでしたか?
離乳食を食べない子にできる限りの工夫を挙げてみました。
でも、結局はその子の内臓や歯の発達によって「食べる準備」が整ったタイミングで食べ始めていたりするものです。
うちの子も、「離乳食をしっかり食べるようになった!」
と思ったら、下の歯が2本生えてきていました。
母のがんばりか、歯のおかげか。
こんなに心配しているのに、
「親の心、子知らず」
とはまさにこのこと・・・。
とはいえ何もせずに母乳だけで貧血になってしまうのはかわいそうなので、少しずつ工夫を重ねて食べてくれるようになるといいですね!
1歳頃で貧血ぎみの子が結構いるようなので、要注意です。
毎食実験だと思って、工夫を重ねて離乳食作りも楽しみたいものです。
毎度、机も床もすごい惨状になりますが(笑)
とりあえず、食べているなら許してあげよう!