赤ちゃんはとても勤勉に遊ぶ
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1歳の誕生日を迎え、歩けるようになったこびとちゃん。
両手が空いて、いろいろなものを持てるようになりました。
室内の遊び場に行くと、数あるオモチャの中から必ずコップとスプーンを手にします↓
赤ちゃんは勤勉に遊ぶ
なぜ、コップとスプーンかというと、自分でごはんを食べたいからなんです
(たぶん笑)
離乳食を食べる時、運良く自分でスプーンですくって食べられることもあります。
でも、まだまだマグレの領域。
自分ですくって食べられるように、何百回も素振りしています。
ご飯のときはもちろん、遊び場でも。
ただ「遊んでいる」と括ってしまうのには申し訳ないくらいに勤勉です。
そもそも「遊ぶ」って何?
子どものすることに、大抵「遊んでいる」って表現してしまいませんか?
こびとちゃんがスプーンと取ろうとしたとき、旦那さんが「また遊ぼうとして」と言った時に思ったのです。
そういえば「遊ぶ」の定義は何?
大人にとっては「楽しい事全般」
じゃあ、赤ちゃんにとってやる事全てが「楽しい事」なのか・・・?
気になって辞書に立ち返ってみました。
辞書によって定義や着眼点が様々ですが、
ブリタニカ国際大百科事典が面白いです。
【遊ぶ】とは・・・?
【大人】
身体的・精神的活動のうち食事,睡眠,呼吸,排泄など直接生存のための活動を除き,仕事と対立する概念である活動をいう。
- 仕事→他の目的達成の手段
苦痛や強制もある
- 遊び→手段活動自体が喜び
自発的【子ども】
- 仕事と遊びの分化がない
- 子供にとっては遊びが仕事
遊びの活動を通じて新しい機能を獲得し,社会の習慣、役割を身につけ、副業や仕事を分化させるようになる。
「遊びと仕事の分化がない」というのはとてもしっくりくる表現でした。
モンテでは「お仕事」
モンテッソーリ教育では、子どもの活動を「お仕事」と呼びます。
「お仕事」と呼ぶとその真剣味が伝わりますね。
目標達成のために自主練を重ねる姿を見ると、まるで仕事です。
とはいえ、仕事として誰かのために「働く」というわけでもありません。
なので、「赤ちゃんは勤勉に遊ぶ」という表現がしっくりきています。