子育てブログ🌱MONTE

モンテッソーリ教育と1歳児こびとちゃんの子育てブログです☺︎

【子どもが育つ環境設定】おうちで植物を育てよう🌱!

きれいな色のお花を見ると、触りたくてうずうず、触れると握りつぶす勢いの生後3ヶ月のこびとちゃんです☺︎


3月も半ばになり、外に出るのが気持ちよい季節になってきましたね!
春を感じたくて、幸せの意味を持つ観葉植物のベンジャミナと、きれいなピンク色に一目惚れしたラナンキュラスの花を買い、我が家のリビングは森のようです(笑)

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夫婦ともに緑に囲まれているのが好きなので買ったのですが、植物のある暮らしは子どもにとっても良いことが盛りだくさん。
モンテッソーリ教育では植物学(Botany)の分野としてたくさんのお仕事が用意され、子どもたちは教室の中でも外でも、植物から多くのことを学ぶことができます。

ということで、今日のテーマはおうちでできる植物学です!

 

植物学の目的

植物学の目的は、世界での植物の役割や大切さを学び、その調和に感謝の気持ちを育むこと。そして、動物学(zoology)と同じく、植物学のお仕事では、将来的に科学の分野の準備となる科学的観察や実験の練習をすることです。

植物が家の材料や家具、食べ物など自分の周囲にあることに気づき、観察し、その美しさや複雑さ、どのように扱うのかを学ぶことから始まります。

おうちでできること

3歳以前:吸収期

3歳以前は努力しなくても感覚やものの名前をぐんぐん吸収できる吸収期です。
3歳以降のアウトプットにむけて、大人には真似できない大量の感覚や言語をインプットする時期なので、たくさんのものや言葉に触れて、豊かな経験をさせてあげましょう。

《やってみよう☺︎》

部屋に飾っている植物や、野外の植物を見たり匂いだり、木の葉の影や風でゆらぐ木の葉の音をきいたりする

植物を見て、その植物の名前や形容詞を具体的に説明する
 (例)きれいなお花だね→きれいな黄色のタンポポだね
>>こうすることで、それまで耳にしたすべての単語を駆使して話そうとする三歳以降の言語の爆発期にむけてのインプットになります! 

3歳以降:実践期

3歳〜3歳半以降は今まで吸収した感覚や言語を使って、様々なことができるようになる時期です。子どもが興味を持つようにするためには、子どもに好きな植物のお世話を任せるのがポイント。お世話をする植物にお名前プレートを立てあげるのもオススメの工夫です。水に関する活動はなんでも楽しい時期なので、きっと楽しんでやってくれるはず!

《やってみよう☺︎》

ジョーロで水やり
植物の葉を布でふく(埃取り、防虫効果もあり!)

根・葉・茎・花など各パーツごとに観察する
 >>語彙を学ぶ
  根:根/一次根/二次根/根毛/主根
  葉:葉脈/葉柄/光合成/クロロフィル
     茎:茎/枝/節/幹
  花:おしべ/めしべ/花弁/へた/花冠/花粉
果物を切って、パーツを観察
   >>語彙を学ぶ
     果物:外果皮/中果皮/内果皮
種を虫眼鏡で観察する
 >>語彙を学ぶ
     種:休眠/発芽/子葉/胚/光合成

 

おしまいに

モンテッソーリ教育では、幼少期から本格的に語彙を学びます。はじめは「こんな幼い子がこんな専門的な語彙を学ぶのか!」と驚くのですが、子どもたちが興味津々でぐんぐんと学んでいくので、いわゆる"子ども扱い"は必要ないことを実感します。むしろ大人の教師の側が語彙を増やすのに苦労したり・・・笑
モンテ園には動物学や植物学のお仕事で興味がわき、世界の深海魚や色鮮やかな虫についてものすごく詳しい子がいたりします。トーマスや電車についてマニアな子がいるのと同じですね。興味の種を蒔いてあげると、どこまでも広がるお年頃です🌱

おうちでする時には親が楽しくできる範囲でいいと思うので、まずは植物を飾り、一緒にお世話することから始めようと思います☺︎